MacだけでWindows10のインストールメディア(USB)を作成する

経緯

いや、もちろんWindowsで作成するのが一番手っ取り早いんだけども、どうしてもMacを使わなざるを得ない状況に陥ってしまったので。

Windowsマシンのマザボ交換

デスクトップマシンが流石に古くなってきたので、パーツ交換&Windows10へのアップグレードを計画した。

新調したパーツは以下の通り

Part Name
Motherboard ASUS PRIME Z390-A
CPU 9th gen Intel Corei5 9400
MEM 16GB(メーカー忘れた)

お金もないのでスペック控え目。これで大体5万円程度。

マザボ交換なんて普段しないのでわりとグダりつつBIOS起動まで持っていった。

Windows7インストール不可

もちろんWindows10をインストールするつもりでいたが、手元にあるのはWindows7のインストールディスクだったので、

  • 一旦インストールディスクからWindows7をインストール&起動
  • Windows7からWindows10にアップグレード

こんな感じのフローを思い描いていた。

Windwos10のインストールメディアを作成するための外部デバイスが見つからなかったし、まあなんとかなるだろうと思っていた。

ただ、購入したCPUは第9世代Coffee Lake Refreshプロセッサ。

Windows7はもちろん動作対象外。 やってもーた。

どうしよう…

どうしようと思って色々考えた方法。

  • なんとかしてマウスとキーボードを認識させる →無理。
  • MacでPXEサーバを立ててネットワーク経由でインストール →情報古い&少ない&時間がない
  • 旧マザボを接続し直してインストールメディアを作成する →また組み直すのがめんどくさかったので最終手段
  • Macでインストールメディアを作成する

ということで、Macでインストールメディアを作成することになった。幸いUSBは32GBのものを発見。

環境

手元の環境は下記の通り。

MacBook Pro (13-inch, 2018, Four Thunderbolt 3 Ports)
MacOS Catalina 10.15.1 

※USB type-Cとtype-Aの変換アダプタは近所のダイソーで購入。

作成方法

結論だけ知りたい方は方法④だけ見ておけばOKだが、色々苦労したので経緯を踏まえて書き残しておく。

方法①

unetbootinを使用 unetbootinを使用すれば、Macでもwindows10用のブートメディアを作成できると聞いて、

公式ページからダウンロードしてインストール。

AppStoreからダウンロードしたものではないので、起動するための設定を一通りしてから起動するも、Windowが開かず。

再起動したり再インストールしても同じ現象に見舞われたので一旦別の手段を探すことに。

方法②

他のBootable USB作成ソフトを使用 他にMacでブートメディアを作成できるツールがないか探した。

  • Etcher:ISOをUSBに書き込むことができたが、「Windowsのインストールメディアは非推奨だから違うアプリを使った方がいいよ」っていう警告が出る。

無視して続行して作成したUSBでブートしてみるも、インストールメディア選択画面でUSBが認識されず。

  • Deepin Boot Maker:Etcherと同様、上手くいかなかった。

方法③ ddコマンドで作成

MacでWindows10のISOイメージをUSBメモリへ書き込む 上記の記事を参考に、Terminalからコマンドで焼く方法を試した。

しかし、結局方法②と同じで、ブートはできるもののインストール時にUSBとして認識されていない様子。

方法④ unetbootinをなんとかして起動させる

やっぱりunetbootinを使わないとだめか・・・ということで、何とかして起動する方法を探す。

メニューバーは表示されていて、起動自体はできているっぽい。ということは最新OSに対応していないだけか・・・?と睨む。

最新OS対応に関わる問題であれば、Githubにissueが立ってるかも と思い、調べた結果。 Wont run in macOS Catalina (macOS 10.15) #223 あった。

sudo /Applications/unetbootin.app/Contents/MacOS/unetbootin method=diskimage isofile="/Users/usernamehere/Downloads/Boot USB/WinPE10_8_x86_x64_2019.10.02_English.iso" installtype=USB targetdrive=/dev/disk6

これを実行したら普通にGUIが表示された。 (パラメータはでたらめなので、GUI上で正しいISOファイルとドライブを指定。)

これでブートメディアを作成したら、上手くインストールすることができた。

注意点として、

USBをフォーマットするときは必ず「exFAT」を指定すること。 FAT32でやると、起動イメージ自体の容量が4GBを超過して上手くインストールするいことができないので。

Windows10快適

色々あったけど、なんとかWindows10を入れることができた。

デスクトップマシンは長らくHDD+Windows7を使っていたので、SSD+Windows10で超爆速になって満足。

相変わらずグラボはGTX680という化石を使っているので、そのうちグラボも買い替えたい・・・。


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